子犬を迎えて、いつからしつけをスタートしたらいいのか?
好ましい生活習慣を身に付けさせる為のしつけに「早過ぎる」事はありません。
迎えた当日から、しつけをはじめられてOKですよ
ただ、最初は、数分からスタートして、じょじょに、時間を長くしていってください。あまり、時間を長くするよりも、時間を、10分なら10分と決めて、集中してしつけをされるといいですよ。
何事もあせらず繰り返し教える事で習慣となっていきます。
良い事をした時に誉める事、悪い事をした時にタイミング良く叱る事、いかなるしつけの名人もこの方法以外の方法を知りません。
しつけは、「家族との共同生活に必要な基本的ルール」と「他人に迷惑をかけないマナー」の2つの目的で行われるべきです。
犬は家族の全員を群れとしてとらえ、その順位をよく理解します。
通常は自分を家族の内の最下位に置くことで満足するのですが、幼犬時のしつけの失敗によって、時には家族の特定の人に噛みつく事があります。
これはいかなる場合でも人間が優位である事を教えなかった結果起こるもので、甘やかして育てられた犬に多く見られます。
無思慮な「溺愛」は、神経質で自立性に欠ける軟弱な犬を育てる結果となります。
幼犬時の厳しさがあってこそ一生可愛がられる性格の名犬になることを忘れないで下さい。
◆食事のしつけ
食事のしつけは、服従訓練の1つでもあり大切なものです。人に食べるものをねだったり、拾い食いする癖をつけないために正しい食事習慣を身に付けさせます。これは、一度出来たからといってやめずに、最低でも1歳ぐらいまでは続けていって下さい。
@すわらせた犬と向き合い、食べ物を入れた食器を置いて「マテ」の音符を掛け、手のひらを犬の目の前にかざす様にします。
A 待つことが出来たら「ヨシ」と音符をかけて食べさせます。すぐに食べようとしたら食器を取り上げ、再び@を繰りかえします
◆ハウスのしつけ
来客に吠えたり、じゃれたり、時には膝の上に乗り甘えたりする犬があります。お客様の中には犬が好きでない人もいますから、ペットと人間のケジメのある暮らしの為に必要なしつけです。
@屋外犬の場合は犬舎に、室内犬の場合は部屋の隅にハウスを置きます。子犬をハウスの前に連れて行き「ハウス」と言って中に入れます。いやがって足を突っ張り抵抗しても、とにかく一度中に入れ、ハウスに入ったら誉めます。
Aいったん入ってもすぐに出てくる時は、「ダメ」や「イケナイ」と叱り、すぐハウスの前に連れて行き、同じ事を繰り返します。犬舎に入れるたびに「ハウス」と命令し、呼ばれるまで中に入って待つようにしつけます。
◆呼ばれて来る
主人に呼ばれたら、どこからでもどんな状態の時にでも来るようにしつけておかなければなりません。散歩中に首輪が外れた場合でも、このしつけが出来ていれば安心です。このしつけには少しの食べ物を使用すると早く覚えます。
@部屋の中や庭先で遊んでいる犬の名前を呼び「コイ」と命令します。
A手元に来たら充分に誉めたり、食べ物の一片を与えたりします。これを一日数回繰り返します。呼べば確実に来るようになったら、食べ物無しでも来るように練習します。
Bこれの延長で、「アイコンタクト」の訓練ですが、食べ物の一片を犬の目の前に一度持っていき、名前を呼びながらその食べ物を飼主さんの眉間に持って行きましょう。それで、犬が飼主さんの顔を見たら、食べ物を上げて下さい。
Cこれも一日数回繰り返し、名前を呼ぶと飼主さんの顔を見るようになったら、食べ物なしでも出来る様に練習します。
◆かみ癖のしつけ
子犬の頃のあまかみを放っておくと、犬はボス意識を持ち、成犬になっても本気で噛んでくるようになってしまいます。
これを防止する為には、子犬の頃からあまがみに対応する事です。
具体的には、子犬があまがみで強く噛んできた時には、犬をひっくり返し、喉の方から押さえ込んで、抵抗しなくなるまでそのままにして下さい。
但し、これは首を絞めるのではありませんので、ご注意下さい(また、押さえ込んだ際に、低い声で、「ウー」とか「フー」とか言うのもよいです。尚、これは、母犬が子犬にするしつけと同じ事です。)
◆タッチング、ホールドスチール
これは、犬との信頼関係を築く為に必要なしつけで、一度出来たからといってやめずに、最低でも1歳ぐらいまでは、続けて行って下さい。
まず、飼主さんが座って足を伸ばし、犬をひっくりかえし、足の間に入れて胸と喉の部分を抑えて、自由に動けない様にします。いやがって、鳴いたり、動いたりすると思いますが、犬の方を見ず、声もかけず、そのまま抵抗しなくなるまで続けて下さい。これによって、「人間に抵抗しても無駄だ」と教えていって下さい。
抵抗しなくなったら、ゆっくりといろいろな所を撫でてあげて下さい。そのまま、犬が敏感な、足先や耳、口や尻尾なども触れていって、「人間は安心なんだ」と教えていって下さい。
上手くいったら、これらをいろいろな人で出来る様にしていって下さい。
◆トイレのしつけ
@子犬の体調が良いのを確認してトイレトレーニングを開始しましょう。子犬が起きた時や食事の後などに排泄をすると思いますので、あらかじめサークル内にセットして置いたトイレに連れて行き、よく様子を観察していて、おしっことうんちをするのを見届けてください。
Aトイレでおしっことうんちをしたら、誉めてあげてしばらくサークルの外で遊ばせてあげてください。(30分ぐらい)サークルから出すときは、サークルの扉を開けておいて自分の意思でトイレに行けるようにしておいてくださいね。
B20〜30分たったら再びサークルに入れてトイレをさせます。なかなか排泄しないようでしたら、いったんサークルの扉を閉めてするまでサークルにいれておきます。(疲れて寝てしまうようでしたらこのまま入れておいてもかまいません。)
サークル内のトイレでうまくおしっこやうんちが出来たらうんと誉めてあげて、サークルから出して遊ばせてあげます。もし引き続き子犬の様子を観察する時間がないときは、このままサークルに入れておいてもかまいません。あとから時間に余裕のあるときにでも遊ばせてあげれば良いと思います。
自由に遊ばせているときはとにかくおもらししやすいので部屋の中に数箇所トイレシーツをおくと失敗しにくいです。なるべく部屋の四隅や、出入り口の前が良いです。失敗してから叱るのではなく、なるべく成功しやすいように工夫してあげて、ほめて躾けたほうがうまくいくと思います。
あまり長時間出しっぱなしにしておくと、あちこちにお漏らしすると思いますので、このように20〜30分おきにサークルに戻しておしっこやうんちをするように促してあげてください
C以上のことを繰り返しつつ、常に犬の様子をよく観察して、トイレで排泄しているときにほめてあげるようにします。とにかくオーバーなくらい誉めてください。
おしっこやうんちをしている時に「おしっこおしっこ」、「うんちうんち」と声に出していって、言葉と行動を結び付けて教えてあげるとよいです。
うまくできたら「おしっこおしっこ出来たね、おりこうね、良い子、良い子!」といって誉めてあげると、【トイレでおしっこ→誉められる→嬉しい→またトイレでする】という図式が犬の頭の中にインプットされます。
うまくしつけられれば、「おしっこおしっこ」と指示するとちゃんとおしっこをするようになります。
サークル外のトイレシートで排泄できたときも忘れずに誉めてあげてください。これを繰り返すうちに、そのうちトイレシートの上でしか排泄しなくなると思います。(ここまでおおよその目安としては1ヶ月程度かかります)
D頃合を見て何ヶ所かあるトイレシートの中でもあまり使われていない場所のものは1箇所ずつ撤去して行きます。(おおよその目安としては6ヶ月程度かかります)しばらくして、トイレが完全に出来るようになったらサークルは使わなくても良いと思いますし、トイレも1箇所でOKです。覚える速さはかなり個体差がありますがどの子も必ずできるようになりますのであきらめないで頑張ってください。そしてトイレのしつけさえしっかりしておけば、6〜8ヶ月になってマーキングが始まった時もトイレの形を工夫してあげればきちんと対応できると思います。
家具などにかけそうになった時は 「イケナイ!」や「ダメ」といってやめさせるようにしたら、オシッコをかけてまわることはなくなると思います。
ワンちゃんが、いい子になるか、そうならないかは、飼主さんにかかっておりますので、根気よく、適切なしつけを続け、いい子に育てていってあげ、ワンちゃんとの楽しい日々をお過ごし下さい。
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